相続税のコラム

2013年5月20日 月曜日

平成27年から、相続税が増税になることについて

 平成27年(約2年後)から、相続税が増税になることが決定しました。

 相続税は、一般には馴染みのない税金だと思っている方が大半だと思います。
 現在は、相続税の課税最低ライン(「5000万円+1000万円×相続人数」以上の財産を持った方のみの課税)が高いので亡くなった方で相続税が課税されるほどの財産をお持ちの方が少なかったわけです。
 ところが今回の税制改正で、課税最低ラインが一気に今までの60%に引き下げられることになりました。
 
 

簡単な例を挙げて説明します。

【具体例】
  ●相続財産   現金預金・・・ 4000万円
               自社株評価額・・・1000万円
               土地建物評価額・・・3000万円
 ※実際には遺産相続額の計算上考慮することは他にもありますが
  説明を簡単にするためにこれで遺産総額とします。  
  ●相続人  配偶者と子ども2人
  ●遺産の分割方法 子ども2人で、遺産をもらった

~相続税額~
 ● 今まで・・・0円
 ● 平成27年以降・・・350万円
   (350万円の内、配偶者が相続した財産分は税額が免除されま
   すので遺産分割の方法も大切な節税方法になります。)

 今までと違い、相続税の納付が必要な方が増えることが分かっていただけたと思います。
 相続税は、自分が死んだ後に支払いが確定しますので、「いついついくらの支払い」と予測できるものではありません。
 しかし、早めに節税対策(例えば、お孫さんへの贈与など)をすることで、税金の節約をすることができます。
 また、上記の説例のような場合でも、配偶者が遺産を相続した場合には相続税が課税されないなどの仕組みもありますので遺産分割方法による節税も可能です。

 早めの節税対策をお考えの方はお気軽にご相談ください。

投稿者 資産税部 井上祐一  《岐阜市//相続税》